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別れの序章 [碧の使い手までの道]

時系列的にいえば、スポンジのように~そしてサイキックは不幸なんだと思った日・・・の続きに入る。
思い出をたどっていく途中で「そのときどうなったの??」と
突っ込む人がいてくれない場合、こうして多くの話は吹っ飛ぶもんだ(笑)
ま、全てを詳細に語ろうとすれば、かかっただけと同じ時間が必要になるだろうし、
そうなったら、今から40年は付き合ってもらわないとならない(爆)
思い出した順に書いているから、時間の流れが行ったり来たりしているけど
そこまで細かく私のことを知りたがる人もいないだろうし、
前後関係は推測しつつ、読みつなげてください。
シンガポールのお話も全部は完了していないけど、
私が今生作ったカルマがあるなら?と考えたとき
一番に浮かんだのは彼のことだったし、
今回のお話にも繋がる大きな流れの中で気づきのきっかけにも繋がる
出来事であったため書き出している。
そのうちこちらのお話も完結するだろう。

あんたにはプライベートっていうもんはないのかい??

と突っ込まれそうだけど、私自身が今思いつく中で、
人に言えないほどの大きな秘密はない。
どんな困ったことでも、どんなに馬鹿らしいことでも
ちょっと恥ずかしいことでも、私は私を受け入れている。
今の私を作って来た全ての出来事と、その関係者に感謝しつつ、
この短い一生の間では多くの経験は出来ない全ての人に(私もそうですが)
そんなこともあるんだネ!?と
共感することや、反発することによって
何かを感じてもらう機会になることを願って・・・


☆~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~☆


Yちゃんが神戸に帰ってしまい、みんなが散り散りになってしまった。
私はというと、シンガポールから戻ってからというもの、
半ばぼんやりし、当時の旦那の行動が常に許せ無くなりつつあった。
彼の友人が九州から二人遊びに来て、
彼はその友人を見栄をはって接待し、
帰った翌月のカードの請求を目にした私はめまいがした。
すでに何も手元に残ってないのに借金1000万円超え。
自転車操業のような借金返済に追われているというのに、
たった二日間の友人の滞在に20万以上もかける馬鹿がどこにいる??

あのさ・・・どうするつもり?

だってもうすぐ南海ちゃんボーナス出るでしょう??

もう話しても無駄だと思った。
私は彼のお義母さんに電話をかけたが、借金1500万円近くもあるということは
とても口に出せなかった。
今度は私のボーナスを当てにして、なんで人を赤坂だとかのクラブで接待するの??

私は私のために働くことも許されないのか?
私は私のために使うことも許されないのか?
この人とこれ以上いると私は奴隷になる。
そうして私の感情は爆発した[どんっ(衝撃)]

その日の夜、私は神戸のYちゃんに電話をした。
もう我慢できない・・・
Yちゃんは「出て行くならいない間のほうが安全だよ。」と言った。
確かに、DVというわけではなかったけど
喧嘩で過去にブタバコ入りをするような男だったし、
包丁もって追いかけられて命からがら裸足で表まで逃げたこともある。
私は身の回りの品をちょうど出ていたスーツケースに詰め込んで
それから私のパパと兄弟と一緒に写した家族写真もスーツケースに入れた。
私はそれから喧嘩別れしたままの母に電話をした。
「家に帰りたい・・・」
多くを言わないまでも、母は事情を察すると妹をタクシーで迎えに行かせるから
マンションの前で待ちなさいと言った。
いつも母の懐の深さには感謝する。
(その後も母は全てが解決するまで私に一切の小言を言わなかったし、
何も質問もしなかった。全ては私を信じて、私が困ったことだけを手助けしてくれた。)

私は大急ぎで持てるだけの必要な荷物をバッグにも詰めて
妹と一緒に家に戻った。

もう一緒には暮らせないので、家に帰ります。
とだけ、書置きして。

そしてその後1週間、彼は何も言っても来なかったが、
さすがに私が戻らないことはポーズではないと思ったらしく、
その次の週からは毎日私の勤め先にやってきた。
寝ていないだろう顔でぼろぼろな様子だったけれども
私にはそんなものには流されないというだけの決心が固まっていた。

謝られても無駄。
もう二度と私の前に現われないで。

何度謝られても、一度決心してしまった女の心はそうそう変わらない。
切り捨てるときには容赦ないものだ。
私は意外なほどクールに彼に接していた。

もうこれ以上あなたのためには、もう何も我慢などしない。
信じることが出来なくなった以上、もう一緒にはいられない。
さようなら。


その時の私に、何がそこまで強さを与えていたのだろう?
そのお話はまたの機会に・・・

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