生霊

生霊。。。私のパソコンでは一発変換出来ませんでした。

今日、久々にアクセス解析の検索キーワードを調べてみたら、
「生霊」という言葉が何度も何度も出てきました。
それから、傷、腕に傷、という文字も同じページに並んでいたので
きっと生霊で困ってる方がいたんでしょうね。
よく調べたらカテゴリー『碧の使い手までの道』の中に
「生霊」というタイトルで随分前に書いていました。
なので重複する内容ですが、初めての方のため、
（ちょっとは思い出が脚色されてるところもあるかもしれないけど）
できるだけ事実に基づいてもう一度思い出して書いてみます。

むかしむか〜し、もう２０数年前に
私も生霊につかれたことがあります。
背中が時々「ガリガリ」と何かにひっかかれたように傷み、小さく飛び上がるほどでした。
その当時、サイキックなお友達が近所で数人暮らしていて、ほぼ毎日集っていました。
その頃の私は、他人の身体の痛みが離れていても伝わってくるという
今以上に強力なエンパスでしたから（エンパスという名もありませんでした）
その時にも何が起きているのかわかりませんでした。
一家に一台、南海ちゃんだよね〜と言われていた癒しキャラの私！でしたが、
背中が痛くて飛び上がるたびに自分でどうすることも出来ず、
お友達にお願いして背中をさすってもらっていました。

ある日シャワーを浴びようと服をめくり上げた途端、その傷みがやってきました。
私が鏡を覗き込むと背中には、
赤い筋が３本ぐらい、
さ〜っと走り、さ〜っと消えて、軽い引っかき傷だけが残りました。
それが繰り返し、繰り返し。。。
私はすぐに当時の夫を呼びました。
彼は私の背中を見て「うわ〜」と声をあげて怖がりました。
『これは、きつね？かまいたち？？』
私には全く検討がつかず彼にそう言いました。
もちろん彼はそんなことわかるわけないと思ったけれど、
彼には十分な心当たりがありました。
彼には浮気相手の女性がいました。
その少し前に彼はその事が共通の友人経由で公にばれてしまい、
すでに彼女とは別れた事になっていたものの、
彼女の思いが強すぎて別れきれず、ずるずると続いていたんですね。
彼女は「奥さんさえ居なくなれば！」という思いでいっぱいだったようです。

その翌日、サイキックな友人の部屋で遊んでいると、
別の超サイキックな人がやってきました。
私は昨日の現象のみを二人に伝えると、二人は言いました。

『それは生霊だよ！
死んでる霊なら成仏できるように送ってあげられるけれど、
生霊はその思いがある限り飛んでくる。。。』

まだ２４歳の幼い私は二人に聞きました。
「じゃあどうしたらいいの？？」

『その人が幸せになれるように、
素敵な恋人に巡り会えるように、
とにかく彼女の幸せを心から祈りなさい。』

というものでした。
今なら少しは智慧も受け取れるようになったので、
自分の取るべき行動もわかりますが、
それまで、私の前で開き直った彼女に対して、
「私を憎いと思うなんてお門違いじゃない？」と思っていました。

それからしばらくして、ふと思いました。
これだけのパワーで人を恨むのも、妬むのも、お疲れさま。
きっと彼女は私以上に傷ついている。。。
その時やっと、背中の痛みを受け入れるとともに、
彼女の幸せを心から願う事が出来るようになりました。

その後の事は、もうよく覚えていません。
しばらくは痛みが続きましたが、そのうち感じなくなりました。
同じ頃、私は当時の夫への執着心を捨て去りました。
彼の度重なる裏切りを許そうと思ってみても、
結局疑いは頭を離れず、彼をもう信じる事が出来なかった。
『私自身の人生を生きたい』と言うことで離婚にいたりました。
それは幸せになるための離婚だったと今でも思っています。
ただどうせなら、もう少し早く彼を手放して上げていたら、
彼と彼女で幸せになれたかもしれなくって、
そうすれば傷つく人は少なかったのかもしれない。
そんな思いだけが残りました。

生霊でお困りの方、
霊能者を頼ってもあまり効果はありません。
その場しのぎですから、霊能者を儲けさせるだけです（笑）
そこまでの恨み、妬みをむけられることは不本意でしょうが、
その人の思いがこちらに向かってこないようにするには、
その人が幸せになり、あなたのことを恨んでる暇がなくなればいいんです。
恨みは８１倍になって自分に帰ると言う人もいます。
それだけ相手も弱っています。
相手の弱さを見つけてしまったら、もうそれは敵ではありません。
どうぞその人が幸せになれるようにと願ってください。

なんでもかんでもカルマというのは好きではありませんが、
もしかしたら、過去に自分が同じ事をどこかで誰かにしていたかもしれません。
今ここで許せたら、受け入れる事が出来たら、これもいつか終わります。
これはあなたの魂の成長のために用意された学びであるかもしれない。
そんなきれいごとを。。。と腹ただしく感じるかもしれない。
それでも、その人が幸せになるか、
もしくは運良く、あなたのことを忘れてくれるまで
あなたから目を背ける事はないということだけ知っていてください。

そもそも、これを感じる事が出来る人は、
それを受け入れ許す事が出来る人だということも私は知っています。


最後に、これは一生は続きません。相手も疲れてますから。
『期間限定』の体験と思ってください。
そして、いつの日か、あなたの笑い話や武勇伝に加えて下さい。
私のようにね

コメント 2

お久しぶりです。
凄い！映画みたいなお話ですね。
どんなことにも学びがあるのですね!(^^)!
by elegant (2012-05-12 09:06) 

elegantさま
ご無沙汰してます！
私もその当時は笑ってばかりも居られませんでしたが
今となっては笑い話のようなものです。
誰かのお役に立てたなら幸いです。
by happy-nami (2012-05-12 23:00)